ニコ先生、お大事に…。
直接の描写はないですが、キバ子は泣いていた様子。また、別クラスの友人が声をかけてきたことによりキバ子フルネームが発覚。
「南 小陽」
しかし、別クラスとの友人とも行動できた今回の遠足でキバ子は自ら「3-5(今のクラス)で回る」と言っていた様子。
単に、わざわざ別クラスの友人と行動するまでもなかった。(学生というのは結構クラスの【縛り】みたいなものを意識してしまう為)とか、
今のクラスでの地位を固める為に、優先順位が今のグループ>別クラスの友人になった。とかいろいろ考えられますが、冒頭では男の子4人女の子4人のグループだったのでたいして深い意味はないだろうというのが個人的な落としどころ。
しかし、これに対し「もしかして一人なの」とは友人の弁。
やっぱり友人達からもキバ子の立ち位置がそういう感じなのを示唆しているんでしょうか?もっとも、メタ的にキバ子の強がりを見せる為にこういった語り口になってしまった可能性が高いと思いますが。
この後につづく「ついてきてもいいよ」は衝撃の一言です。普通、例えば迷子などではぐれてしまった友人を心配するなら「一緒に回る?」で済むはず。やっぱりキバ子って…
(でもこいつ見た目めちゃくちゃかわいいな…やっぱり)
この一連の様子をみていたまこちゃんにゆりちゃんが行けばと促す。ともすれば八方美人ともとられかねないまこちゃんの優しさと、それを理解してるゆりちゃんの関係は美しい。
意外なのが、この後に「いいの?」と声をかけるうっちー。そういえば一応修学旅行で同グループだったしゆりちゃんの抵抗も少ないのでしょうか?実質今回の遠足が本格的なコミュニケーションとしては初めてだと思いますが。
そして、キバ子と同様にうっちーの友人グループがうっちー発見。キバ子との対比だと思いますが、うっちーは友人達から「居ないとつまらない」とまで言われるほどに人気。彼女たちは気軽にゆりちゃんに声をかけますが、普通に拒否。ゆりちゃんが耳を外しながら断るコマは友人グループとの違いのメタファでしょうか。
じゃあねーとうっちーが連れてかれるコマが、躍動感あって好きです。
一人になってため息をつく、ゆりちゃん。陽キャグループと絡んで若干心理的に疲れたのでしょうか?
場面は変わってもこっちグループ。加藤さんは今まで岡田さんについて回ってただけなので、もこっちたちのグッズをみてかわいいと話しかける。加藤さんに対して「へへへ…」って返すもこっちは本当に陰キャオタクだなおい。
このコマのネモの視線は岡田さんともこっちどっちに向いているのかちょっとわからない。
そして吉田さんは修学旅行で一応同グループだったうっちーの名前は知りませんが(とはいえ接点がほとんどなかったので無理もない)、まこちゃんのことは名字呼び。よしまこキテル…
そして女のグループは面倒なのか?と思うもこっち、お前も女の子でしょうに…。しかもなんだかんだグループの中心はもこっちという皮肉。
ネモと仲良くするもこっちに加藤さんが話しかけるが、またもやもこっち煮え切らない話し方。このコマで微妙にもこっちと加藤さんの間に距離があるのが気になります。つづくコマではどあっぷのゆりちゃん、こっちも誰を見ているのか…。
そして岡田さんと吉田さんの腹を割った話し合い…かと思いきや喧嘩。止めに入る加藤さんはそろそろ気遣いしすぎて過労死しそう。
ギャグ描写ですが、実はけっこう大事なシーンだと思います。吉田さんの喧嘩した理由をくだらないと直球にこき下ろす岡田さんですが、喧嘩の理由なんて当人以外からしたらくだらないことに思えてくるってことのメタセルフ突っ込みですね。岡田さんとネモの喧嘩の理由はお互いの勘違いで、実際二人は友人としての気持ちは全く変わっていませんから。
吉田さんの手がでちゃう癖は世が世なら暴力系ヒロイン。
そしてもこっちと岡田さん。まあ結果的にうまく落ち着いたとはいえ本当にクロは馬鹿だなー。
意地を張っていた岡田さんも、もこっちの蠱惑的トークによって発破をかけられ友人の心配が上回りネモと話すことに。
単刀直入に言う岡田さんですが、最初の一言が「声優やめろよ」はびっくりしました。下手したらもっと悪化しかねないですよこれ。実際、その次のコマのネモは喧嘩腰。
岡田さんが純真なのともこっちが馬鹿なのでなんとか仲直りしました。
「ずっと一緒にいたのに――」はいい台詞ですねえ。
戻ってきたぞのコマでネモの笑顔がまぶしい。
〆のモノローグはサイコ入ってるとか言われてますが、ニコ先生がズレてるだけ説を提唱したいです。
親友に本当の自分をさらけ出すことが出来るようになった、という表現で話の中で使われたエロゲーを絡めただけ、と思いたいです。
続きは、まこちゃんとキバ子になるでしょうか?岡田さん達は元のグループに戻るのかな?個人的には加藤さんをもう少し見ていたいです。