どうしてもこの季節に慣れる事は出来なそうだ
何かを成し遂げなくちゃいけないような焦燥に駆られて
そんなことしなくてもいいのに
考えているだけで押しつぶされそうな不安と希望を抱えて
いつも不安しか見つめることができずに答えは出さず
何もせず
そのツケがいよいよ回ってきたのだ
もう目を背けることは出来ない
不安なのは過去の後悔を清算することだけ
変化が嫌になってしまった大人だよ
でも立派な人間でもない
ずっとこの毎日を繰り返したいと思うのは間違いじゃない
そう信じてる
思い出を背負って行くには向き合わなければならない事ばかり
先送りにしてきた懸念要素が積み重なり逃げ出したくなるほどの
恐怖
そんなことだけ
考えるだけ
何も進めていない
進みたくない
気取った言葉で書き連ねても心は晴れない
思考は止まらない
自己分析こそが自己防衛
詩人にはなりたくない
眠れないのは昼寝をし過ぎたせい
自宅でレベルを上げるのはゲームだけ
過去を捨てたくない
引きずりたい
忘れたくない
この不安も
嫌な思い出も
まとわりつくままに過ごしたい
真っ白なのは嫌だ
この感情を殺さねば
それこそが唯一の処方
それは自殺
思い出を捨てるのは過去の自分殺し
捨てたくない
間違った自分を
嫌だ
前に進むことが嫌なんじゃない
この位置を動くことが嫌なんだ
いくら書こうとも拭い去ることは出来ない
いつまでも我儘で
そんなのは承知
じゃあどうすればいい
どうしようもない
衝動だけ
この不安を吹き飛ばそうとする衝動だけ
すがりつく